電気・ガス自由化で乗り換え|おすすめ電力会社とプロパンガスの注意点まで完全解説
※2026年5月現在の情報です。料金プラン・キャンペーン・制度は時期によって変わります。お申し込み前に必ず各社の公式サイトまたは資源エネルギー庁でご確認ください。
「電気代・ガス代が高すぎる…」「自由化で乗り換えできるって聞くけど、本当にお得なの?」と感じたことはありませんか?
実は2016年・2017年からスタートした電気・ガス自由化により、私たちは 電力会社・都市ガス会社を自由に選べる ようになりました。乗り換えだけで4人家族なら年1〜3万円の節約も可能です。
さらに見落とされがちなのが、プロパンガス(LPガス)の請求が異常に高いケース。経済産業省も2024〜2025年に大きな法改正を実施し、不透明な商慣行への注意喚起を出しています。
この記事では、電気・ガス自由化の基本から、おすすめ電力会社、そしてLPガス問題と行政の注意喚起まで、まるごと解説します。
📌 電気・ガス自由化の仕組みと乗り換えメリット
📌 おすすめ電力会社5社の用途別比較
📌 電気・ガスのセット契約のメリットと落とし穴
📌 ⚠️ プロパンガスの高額請求の実態と行政の注意喚起
📌 乗り換え手順4ステップ
電気・ガス自由化って何?2016〜2017年の大改革

長らく地域の大手電力・ガス会社しか選べなかった日本のエネルギー市場は、次のように段階的に自由化されました。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2016年4月 | 電力の小売全面自由化(家庭でも自由に電力会社を選べる) |
| 2017年4月 | 都市ガスの小売全面自由化 |
| 現在 | 700社以上の新電力会社がサービス提供中 |
自由化後は「ガスや通信とのセット割」「ポイント還元」「再生可能エネルギー比率の高いプラン」など、各社が独自の特徴で差別化しています。乗り換え工事は不要で、電気は使えなくなる時間ゼロで切り替え可能です。送電網は地域の大手電力会社が引き続き管理するため、停電リスクや電気の品質も変わりません。
電力会社の乗り換えで本当に安くなる?節約額の目安
世帯人数や使用量にもよりますが、目安は次のとおりです。
| 世帯 | 月の電気代目安 | 乗り換えで年間節約 |
|---|---|---|
| 単身 | 5,000〜7,000円 | 3,000〜8,000円 |
| 2〜3人家族 | 10,000〜15,000円 | 10,000〜20,000円 |
| 4人以上家族 | 15,000〜25,000円 | 15,000〜30,000円 |
特に 使用量が多い家庭ほど節約効果が大きい 傾向があります。電気代が月1万円を超える家庭なら、乗り換え検討の優先度はかなり高めです。逆に、月3,000円以下のような超少量利用世帯の場合は、基本料金の差で節約効果が小さくなることもあるので注意が必要です。
なお、料金プランは各社で様々な仕組みがあります。代表的な3タイプの違いをざっくり押さえておきましょう。
- 固定単価型:1kWhあたりの単価が一定。請求額が読みやすく、初心者にやさしいプラン
- 市場連動型:電力市場の卸価格に合わせて単価が変動。安いタイミングは大きく得するが、市場高騰時は割高になるリスクも
- 季節別料金型:夏・冬と春・秋で料金単価が変わるタイプ。エアコンを多く使う季節は割高になりやすい
自分のライフスタイル(昼型・夜型・在宅勤務の有無など)に合わせて選ぶことが重要です。
用途別おすすめ電力会社5社

① 東京ガスの電気(首都圏向け・ガスとのセット最強)
東京ガスを利用中で関東エリアにお住まいなら最有力候補。「ずっとも電気1S」で電気+都市ガスの請求を一本化、毎月の支払額がシンプルになります。長年のインフラ実績で安心感も◎。
② 大阪ガスの電気(関西圏向け)
関西電力エリアの方なら大阪ガスとのセットがおすすめ。電気・ガスの2契約で毎月の基本料金が割引、ポイントプログラム「マイ大阪ガス」も使えます。
③ ENEOSでんき(全国対応・実績25年超)
全国対応で、ENEOSカード連携でガソリン代の値引きやポイント還元など、車を使う方に特にメリットがある電力会社。発電所を多数保有し、安定供給が魅力です。
④ CDエナジーダイレクト(関東圏・コスパ重視)
中部電力ミライズと大阪ガスの合弁会社。関東エリアで 電気+ガス+ポイントのトリプル特典 を狙う方に。dポイント・楽天ポイントなど主要ポイントとの連携も充実。
⑤ Looopでんき(全国対応・基本料金0円)
基本料金が0円という独自プランで、使った分だけ支払うシンプル設計。電気をあまり使わない単身世帯や、逆に電力消費が多い家庭でも市場連動型プランで賢く節約できます。
電気・ガスのセット契約はお得?注意点
電気と都市ガスを同じ会社にまとめると、多くの場合は 月数百円〜千円程度の割引 が適用されます。請求も一本化で家計管理がラクになります。
ただし注意点もあります:
- 解約金・契約期間制限がついているプランがある
- ガスエリア外では電気だけしか契約できないことがある
- 各単体プランと比較して、必ずしも最安とは限らない
特にキャンペーンの初月割引などで安く見えるプランは、長期的な料金単価 も必ず確認しましょう。
⚠️ プロパンガス(LPガス)は別世界!高額請求の実態
ここで重要な注意点。都市ガスとプロパンガスは完全に別物です。
特に問題視されてきたのが、業界に長年根付いていた「無償貸与」「貸付配管」と呼ばれる商慣行です。
- 無償貸与:LPガス事業者がエアコン・インターフォン・WiFi機器などを大家に無料で提供し、その費用を後から 入居者のガス料金として上乗せ回収 する仕組み
- 貸付配管:ガス事業者が建物の配管所有権を持ったままガス供給を行い、配管費用が料金に紛れ込む
これらにより、入居者は 本来のガス料金以上の負担 を強いられてきました。「LPガスは高い」という長年の印象は、こうした業界構造によるところが大きいのです。
賃貸住宅でLPガスを使っている方の中には、「同じマンション内でも階層によって料金が違う」「引っ越して都市ガスに変わったら半額になった」というケースも実際によくあります。
経済産業省の注意喚起と2025年4月の制度改正

この不透明な商慣行を是正するため、経済産業省・資源エネルギー庁は2024〜2025年にかけて大幅な法改正を実施しました。
詳細な解説は資源エネルギー庁のLPガス商慣行解説ページで確認できます。
プロパンガスを安くする3つの方法
・プロパンガス料金消費者協会(NPO法人運営・料金見守りサービスあり)
・エネピ(株式会社じげん運営・最短10秒で複数社見積もり)
電気・ガス会社の乗り換え手順 4ステップ
STEP 1:検針票を準備
今の使用量と支払額が分かる書類を手元に。お客様番号や供給地点特定番号が必要です。
STEP 2:比較サイトでシミュレーション
価格.com(電気・ガス比較)・エネチェンジなどの比較サイトで、自分の使用量で最安プランをチェック。
STEP 3:申込み(Web完結)
新しい電力会社のサイトから申込み。所要時間は5〜10分。本人確認書類などは原則不要。
STEP 4:自動切替
旧電力会社の解約手続きは新会社が代行。工事は原則不要、停電もなし。次の検針日から自動的に新プランがスタートします。
よくある質問Q&A
Q. 電力会社を変えると停電が増える?
A. いいえ。発電・送配電は地域の大手電力会社が引き続き担うため、停電リスクは変わりません。新電力でも品質は同じです。
Q. 賃貸でも電力会社は変えられる?
A. はい、電気は賃貸でも自由に変更可能。ただし都市ガスは物件によって縛りがあるので管理会社に確認しましょう。
Q. 解約金はかかる?
A. 大手電力会社からの初回乗り換えはほぼ無料。ただし新電力同士の乗り換えは1〜3年契約縛り+解約金がある場合があるので注意。
Q. プロパンガスと都市ガスはどちらが安い?
A. 一般的に 都市ガスのほうが圧倒的に安い(プロパンの約半額)。引越し時は都市ガス対応エリアを優先するのが節約のコツ。
Q. オール電化住宅でも自由化のメリットはある?
A. はい。夜間電力割引が強い新電力プラン(ENEOSでんき・東京ガスなど)に切り替えると効果大。エコキュート・IHコンロを使う家庭は深夜電力の単価が決め手になるので、各社の時間帯別単価を必ず比較しましょう。
Q. 新電力会社が倒産したらどうなる?
A. ご安心を。最終的に 地域の大手電力会社が「最終保障供給」として電気を供給するため、突然停電になることはありません。ただし新電力倒産時は割高な料金プランに自動切替されるため、早めの乗り換えがおすすめです。
- 電力2016年・都市ガス2017年に自由化
- 4人家族なら年1〜3万円の節約も
- セット契約は便利だが解約金・期間縛りに注意
- プロパンガスは都市ガスの1.5〜2倍になることも
- 2025年4月から三部料金制の徹底で透明化進行
- 不当請求は資源エネルギー庁の通報フォームへ
まとめ
電気・都市ガスは 「比較・乗り換えだけで年数万円の節約」 が現実的に可能です。一度切り替えればその後は自動継続なので、面倒な作業は最初だけ。乗り換え工事も不要なので、まだ大手の地域電力会社のままなら検討する価値は十分あります。とくに在宅勤務などで家にいる時間が長くなった家庭ほど、節約効果は大きくなる傾向です。
一方、プロパンガス(LPガス)は構造的に料金が高くなりがちで、長年の不透明な商慣行が問題視されてきました。2025年4月の三部料金制の徹底で透明化が進んでいますが、まだまだ料金水準は事業者ごとに大きな差があります。「自宅のガス代がやけに高いかも」と思ったら、まずは 一括見積りでの比較 や 資源エネルギー庁の通報フォーム の活用を覚えておきましょう。
電気・ガスは「我慢して節約」よりも、仕組みを変えて節約するのが正解じゃ。月の電気・ガス代を10%下げるだけでも、年間で大きな差になるんじゃよ。
特にプロパンガス問題は、長年放置されてきた構造的な問題じゃが、ようやく2024〜2025年の法改正で改善の流れが進んでおる。「うちのガス代は高いかも?」と感じたら、まずは 近隣のガス会社と料金を比較 してみるんじゃ。
賃貸の場合は大家さんとの交渉、戸建てなら自分の判断で会社変更が可能じゃ。不当な請求を見つけたら、行政の通報フォームも遠慮なく活用してくれよ。それを忘れずに、賢く家計を守るんじゃぞ。





