副業の確定申告は必要?20万円ルールと手続きの流れを完全解説
【PR】本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
「副業で少し稼げるようになってきたけど、確定申告って自分に必要なの?」「20万円ルールって聞いたことはあるけど、正直よくわからない…」——物価高もあって副業を始める人が増えた今、こんな不安を抱えている方はとても多いです。
結論から言うと、会社員の場合、副業の「所得」が年間20万円を超えたら確定申告が必要です。ただし「収入」と「所得」の違いを勘違いしていたり、「20万円以下なら何もしなくていい」と思い込んでいたりすると、思わぬ落とし穴にはまることもあります。
この記事では、20万円ルールの正しい理解から、経費・申告のやり方・会社バレ対策、そして放置した場合のペナルティまで、副業の確定申告のすべてを初心者向けにやさしく解説します。
📌 確定申告が必要かどうかを「20万円ルール」で正しく判定できる
📌 20万円以下でも必要な「住民税の申告」がわかる
📌 経費にできるもの・必要書類・スマホ申告の流れがわかる
📌 会社バレを防ぐ住民税「普通徴収」のやり方がわかる
📌 無申告のペナルティの怖さと、副業の節税のコツがわかる
- 📋 そもそも副業の確定申告はなぜ必要?基本をサクッと理解
- 💰 「20万円ルール」とは?収入と所得の違いに注意
- 🔍 あなたは申告が必要?30秒でわかる判定チャート
- ⚠️ 20万円以下でも申告が必要な3つのケース
- 📊 副業の「所得の種類」— 雑所得と事業所得はどう違う?
- 🧾 経費にできるもの・できないもの一覧
- 💻 確定申告のやり方5ステップ(スマホで完結OK)
- 📄 確定申告の必要書類チェックリスト
- 🏢 会社バレを防ぐ!住民税は「普通徴収」を選ぼう
- 😱 申告しないとどうなる?ペナルティを数字で解説
- 💡 副業の税金を安くする3つのコツ
- ❓ 副業の確定申告 よくある質問Q&A
- 📝 まとめ:20万円ルールを正しく理解して堂々と副業を楽しもう
- 🎓 コガネ博士の総評
📋 そもそも副業の確定申告はなぜ必要?基本をサクッと理解
確定申告とは、1年間(1月1日〜12月31日)の所得と税金を自分で計算して、国に報告・精算する手続きのことです。翌年の2月16日〜3月15日ごろに、前年分をまとめて申告します。
「会社員なら年末調整があるから関係ないのでは?」と思うかもしれません。たしかに本業の給与については、会社が年末調整で税金の計算を済ませてくれます。しかし、会社が把握しているのはあくまで自社が支払った給与だけ。副業で得た収入は、会社の年末調整では処理されないため、一定額を超えたら自分で申告する必要があるのです。
📚 年末調整のしくみについては、こちらの記事で詳しく解説しています👇
👉 年末調整とは?しくみと書き方を初心者向けに完全解説
ここで登場するのが、会社員の副業でいちばん重要な「20万円ルール」です。
💰 「20万円ルール」とは?収入と所得の違いに注意
出典:国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」(2026年7月現在)
ここで絶対に押さえておきたいのが、基準になるのは「収入」ではなく「所得」だということです。
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 収入 | 実際に受け取ったお金の総額 | ハンドメイド販売の売上30万円 |
| 所得 | 収入から必要経費を引いた金額 | 30万円−材料費12万円=所得18万円 |

たとえば上の例のように、売上が30万円あっても材料費や送料などの経費が12万円かかっていれば、所得は18万円。20万円以下なので所得税の確定申告は不要です。逆に、動画編集の副業で収入25万円・経費3万円なら所得22万円となり、申告が必要になります。
つまり、経費をきちんと記録しておくことが、申告が必要かどうかの判定にも、節税にも直結するのです。
🔍 あなたは申告が必要?30秒でわかる判定チャート
自分が確定申告の対象かどうか、次のチャートでサクッと確認してみましょう。

文章でも整理しておきます。次のどれかに当てはまる会社員は確定申告が必要です。
- 1副業の所得(収入−経費)が年間20万円を超える:もっとも多いパターン
- 2給与を2か所以上からもらっている:年末調整されなかった側の給与収入と副業所得の合計が20万円を超える場合(アルバイト掛け持ちなど)
- 3給与収入が2,000万円を超える:そもそも年末調整の対象外のため、副業の有無に関係なく申告が必要
反対に、副業の所得が20万円以下なら所得税の確定申告は不要です。ただし——ここに大きな落とし穴があります。次の章で必ず確認してください。
⚠️ 20万円以下でも申告が必要な3つのケース
「20万円以下だからセーフ」と安心して手続きを忘れると、あとから住民税の通知や問い合わせで慌てることになりかねません。次の3つのケースに当てはまらないか、必ずチェックしましょう。

ケース①:住民税の申告は金額に関係なく必要
実は、20万円ルールは「所得税(国の税金)」だけの特例です。市区町村に納める住民税にはこのルールがなく、副業の所得が1円でもあれば申告の対象になります。
確定申告をすればそのデータが市区町村にも共有されるので住民税の申告は不要ですが、「所得20万円以下で確定申告をしない人」は、お住まいの市区町村へ住民税の申告を行いましょう(多くの自治体で郵送やオンライン対応があります)。
参考:総務省「個人住民税」
ケース②:医療費控除やふるさと納税で確定申告をする人
医療費控除・住宅ローン控除(1年目)・ふるさと納税(ワンストップ特例を使わない場合)などで確定申告をするなら、20万円以下の副業所得もあわせて全部申告する必要があります。「申告するなら全部乗せる」がルールです。
また注意したいのが、ふるさと納税のワンストップ特例は確定申告をすると無効になること。副業で確定申告をする年は、ふるさと納税の寄附金控除も申告書に記載しましょう。
ケース③:源泉徴収された税金を取り戻したい人
原稿料やデザイン料などの報酬は、支払い時に約10.21%の所得税が源泉徴収(天引き)されていることがあります。所得が少ない人は、あえて確定申告をすることで払いすぎた税金が還付されるケースもあります(申告自体は任意ですが、する場合は副業所得をすべて含めます)。
📊 副業の「所得の種類」— 雑所得と事業所得はどう違う?
副業の所得は、その中身によって「所得の種類」が変わります。会社員の副業で多いのは次の3つです。
- 雑所得(業務に係る雑所得):ネット販売・アフィリエイト・原稿料・フードデリバリーなど、副業の多くはここ。国税庁「No.1500 雑所得」
- 事業所得:反復・継続して事業として営んでいる場合。国税庁「No.1350 事業所得の課税のしくみ」
- 給与所得:アルバイト・パートなど、雇われて働く副業
「雑所得か事業所得か」で、使える節税制度が大きく変わります。
| 項目 | 雑所得 | 事業所得 |
|---|---|---|
| 青色申告(最大65万円控除) | ❌ 使えない | ⭕ 使える |
| 赤字と給与の相殺(損益通算) | ❌ できない | ⭕ できる |
| 帳簿づけ | シンプルでOK | 必要(青色は複式簿記) |
| 向いている人 | お小遣い程度の副業 | 本気で育てたい副業 |
では、どちらになるかは誰が決めるのでしょうか。目安になるのが、2022年10月に国税庁が明確化したルールです。ポイントは「帳簿書類の保存」。取引を記録した帳簿と書類をきちんと保存していれば、収入金額にかかわらず、おおむね事業所得として扱われます(最終的には、事業として成り立つ規模かどうかを社会通念で判定)。逆に帳簿の保存がないと、原則として雑所得の扱いです。
また雑所得のままでも、規模が大きくなるとルールが追加されます。前々年の副業収入が300万円を超える人は請求書や領収書などの書類保存が義務になり、1,000万円を超える人は収支内訳書の添付が必要です。
📚 売上が伸びてきた人は消費税のインボイス制度も気になるところ。こちらで詳しく解説しています👇
👉 インボイス制度とは?フリーランス・副業への影響をわかりやすく解説
🧾 経費にできるもの・できないもの一覧
経費の基本ルールはシンプルで、「副業の収入を得るために直接必要だった支出」が経費になります。よくある例を整理しました。
| 判定 | 支出の例 |
|---|---|
| ⭕ 経費にできる | 材料費・仕入代、発送・梱包費、副業用の書籍やセミナー代、打ち合わせの交通費 |
| ⭕ 一部を経費にできる | 自宅の家賃・電気代・スマホ通信費など(副業で使った割合だけ=家事按分) |
| ❌ 経費にできない | 生活費、副業と関係ない食事や旅行、家族へのお小遣い |
ポイントは2つです。1つ目は「家事按分」。自宅で副業をしているなら、家賃や電気代のうち「作業スペースの広さ」や「使用時間」で説明できる割合だけ経費にできます(例:家賃8万円×作業部屋2割=月1.6万円)。
2つ目は証拠を残すこと。レシート・領収書・振込明細は必ず保管し、日付・金額・内容をメモしておきましょう。パソコンなどの高額なもの(10万円以上)は一括で経費にできず数年に分けて計上するルールがあるため、迷ったら税務署に確認すると安心です。
💰 レシート管理や収支の記録は家計簿アプリで自動化できます👇
👉 家計簿アプリおすすめ比較|初心者でも続く自動化のコツ
💻 確定申告のやり方5ステップ(スマホで完結OK)
「確定申告=難しい」というイメージは、今はもう過去のもの。スマホとマイナンバーカードがあれば、自宅から30分〜1時間ほどで提出まで完了できます。流れは次の5ステップです。

- 1書類を集める:本業の源泉徴収票、副業の売上がわかるもの、経費のレシート、控除証明書
- 2収入と経費を集計する:1年分の売上と経費をまとめ、所得を計算(会計ソフトなら自動集計)
- 3申告書を作る:国税庁「確定申告書等作成コーナー」で画面の質問に答えて入力するだけ
- 4提出する:スマホ+マイナンバーカードでe-Tax送信が最速(郵送・税務署持参もOK)
- 5納税(または還付):口座振替・クレジットカード・スマホアプリ納付などから選べる
申告期間は毎年2月16日〜3月15日ごろ(土日にあたる年は翌平日にずれます)。この期間に前年1年分を申告します。期限ギリギリはe-Taxが混み合うので、書類集め(ステップ1〜2)は1月中に始めるのがおすすめです。
申告書の作成は、国税庁「確定申告書等作成コーナー」が無料で使えます。詳しい最新情報は国税庁「確定申告特集」で確認できます。
ただし正直なところ、いちばん大変なのはステップ2の「1年分の集計」です。ここを自動化できるのが会計ソフト。銀行口座やクレジットカードを連携すれば取引が自動で帳簿になり、質問に答えるだけで申告書類まで作れます。
📚 マネーフォワード クラウド確定申告の機能・料金・使い方はこちらの記事で徹底解説しています👇
👉 マネーフォワード クラウド確定申告の評判・料金・使い方を徹底解説
📄 確定申告の必要書類チェックリスト
申告シーズンになって慌てないよう、必要書類をチェックリストにまとめました。
- マイナンバーカード(スマホ申告・e-Taxに必要)
- 本業の源泉徴収票(12月〜1月に会社から受け取る)
- 副業の収入がわかるもの(支払調書・売上のまとめ・振込明細など)
- 経費のレシート・領収書(提出は不要でも保存が義務)
- 控除証明書(生命保険・iDeCo・ふるさと納税の受領証など)
- 還付金の受取口座(本人名義の銀行口座)
なお、レシートや帳簿は申告時に提出しませんが、あとから確認を求められたときのために保存しておく義務があります(白色申告でも帳簿は7年・書類は5年が目安)。「捨てない・なくさない」を徹底しましょう。
🏢 会社バレを防ぐ!住民税は「普通徴収」を選ぼう
「副業が会社にバレたらどうしよう…」——実は、副業が会社に知られるいちばん多いきっかけは住民税です。
住民税は前年の所得をもとに計算され、会社員は給与から天引き(特別徴収)されます。副業分を何もせず申告すると、副業の所得分だけ住民税が増え、その通知が会社に届くため、「この人、給与のわりに住民税が高い…もしかして」と経理担当者が気づく可能性があるのです。
これを避ける方法が、確定申告のときにできる「普通徴収」の選択です。
ただし、注意点が2つあります。
- 副業が「給与」の場合は原則選べない:アルバイト掛け持ちなど給与としてもらう副業の住民税は、原則として本業の特別徴収に合算されます
- 100%確実ではない:自治体の運用によっては普通徴収にできない場合もあります。そもそも副業が許可されているか、就業規則の確認が先です
📚 住民税・所得税のしくみは、手取りの計算とあわせてこちらで詳しく解説しています👇
👉 手取りはどう決まる?所得税・住民税・社会保険料のしくみを完全図解
😱 申告しないとどうなる?ペナルティを数字で解説
「バレなければ大丈夫でしょ」は通用しません。税務署は支払調書やネット取引のデータなどから無申告を把握できます。申告が必要なのにしなかった場合、本来の税金に加えて罰金的な税金が上乗せされます。

まず「無申告加算税」。いつ申告したかで税率が変わります。
| 申告のタイミング | 〜50万円 | 50万円超〜300万円 | 300万円超 |
|---|---|---|---|
| 調査前に自主的に申告 | 一律 5% | ||
| 調査の事前通知の後に申告 | 10% | 15% | 25% |
| 税務調査を受けてから申告 | 15% | 20% | 30% |
出典:国税庁「No.2024 確定申告を忘れたとき」(2026年7月現在)。期限から1か月以内に自主的に申告するなど一定の条件を満たせば、課されない場合もあります。
さらに、納付が遅れた日数分の利息にあたる「延滞税」もかかります。2026年の割合は年2.8%(納期限から2か月以内)、年9.1%(2か月超)。放置するほど雪だるま式に増えていきます(国税庁「延滞税の割合」※割合は年により変わります)。悪質な隠ぺいと判断されると、無申告加算税の代わりに重加算税40%という最も重いペナルティもあります。
💡 副業の税金を安くする3つのコツ
最後に、同じ副業収入でも手元に残るお金を増やす「合法的な節税」のコツを3つ紹介します。
コツ①:経費を1円も漏らさず計上する
いちばん確実で誰でもできる節税です。前述の家事按分も含め、副業に使った支出は証拠を残してきちんと経費に。所得が減れば、所得税も住民税も両方安くなります。
コツ②:本気の副業なら「青色申告」で最大65万円控除
副業が事業所得にあたるなら、青色申告にすることで所得から最大65万円を差し引ける特別控除が使えます(複式簿記での記帳+e-Tax申告などが条件。国税庁「No.2072 青色申告特別控除」)。所得税率20%の人なら、住民税とあわせて年間約19.5万円の節税になる計算です。
青色申告をするには、税務署へ「開業届」と「青色申告承認申請書」の提出が必要です(原則、青色にしたい年の3月15日まで。新規開業なら開業から2か月以内)。複式簿記と聞くと身構えますが、会計ソフトを使えば自動で仕訳されるので、簿記の知識がなくても大丈夫です。
コツ③:iDeCo・ふるさと納税など「控除」もフル活用
副業で所得が増えると、そのぶん税率の負担も重くなりがち。iDeCoの掛金は全額が所得控除になり、ふるさと納税は実質2,000円で返礼品がもらえる制度です。どうせ確定申告をするなら、使える控除をまとめて申告してしまいましょう。
❓ 副業の確定申告 よくある質問Q&A
Q. メルカリで不用品を売って20万円を超えました。申告が必要ですか?
A. 洋服や家具など生活用品の売却による利益は非課税なので、原則申告不要です。ただし1点30万円を超える貴金属・美術品の売却益や、転売目的で仕入れて売った利益は課税対象になります。
Q. 副業がアルバイト(給与)の場合も20万円ルールですか?
A. 給与の掛け持ちは判定方法が少し違います。年末調整されなかった側の給与収入と、給与以外の所得の合計が20万円を超えると申告が必要です(副業バイトの給与は経費を引かない「収入」で見る点に注意)。また給与型の副業は住民税の普通徴収が原則使えません。
Q. パート収入だけの場合、いくらまで税金がかかりませんか?
A. 2025年(令和7年)の税制改正で基礎控除などが引き上げられ、パート収入のみなら年収160万円まで所得税がかからなくなりました(国税庁「令和7年度税制改正 基礎控除の見直し等」)。「年収の壁」の全体像はこちらの記事で図解しています👉 年収の壁 完全ガイド
Q. 副業が赤字でした。申告したほうがいいですか?
A. 雑所得の赤字は他の所得と相殺できないため、申告義務はありません。一方、事業所得の赤字は給与所得と相殺(損益通算)でき、源泉徴収された税金が還付される場合があります。青色申告なら赤字を翌年以降3年間繰り越すことも可能です。
Q. 原稿料から源泉徴収されています。20万円以下なら申告しなくていいですか?
A. 所得20万円以下なら確定申告は不要です。ただし報酬から約10.21%が源泉徴収されている場合、申告すると払いすぎた税金が還付されることがあります。申告する場合は、20万円以下でも副業所得をすべて含めて申告します。
📝 まとめ:20万円ルールを正しく理解して堂々と副業を楽しもう
最後に、この記事の要点を鉄則としてまとめます。
- 副業の「所得」(収入−経費)が20万円超なら確定申告
- 20万円以下でも住民税の申告は必要
- レシートと帳簿を残せば節税にも事業所得への道にもなる
- 期限は毎年2月16日〜3月15日ごろ。無申告のペナルティは高くつく
- 会社バレ対策は住民税の「自分で納付」に○+就業規則の確認
確定申告は、副業で稼ぐ人にとって「面倒な義務」ではなく、経費や控除で税金を取り戻すチャンスでもあります。初めての年はとまどうかもしれませんが、2年目からは驚くほどスムーズにできるようになりますよ。
🎓 コガネ博士の総評
特に伝えたいのは、帳簿と領収書はふだんからコツコツ残すということじゃ。申告期に1年分をまとめてやろうとするから苦しくなる。月に1度、10分の記録で済ませるのが賢いやり方じゃぞ。
税金のルールを知ることは、副業で得たお金を守ること。「知らずに損する」「知らずに怒られる」を卒業して、堂々と胸を張って副業を楽しむのじゃ。ワシはいつでも応援しておるぞい。

















