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「今日の日経平均は500円高」「NYダウが最高値を更新」——ニュースで毎日のように流れてくる数字ですが、それが何を表しているのか、きちんと説明できる人は意外と多くありません。私も投資を始めたころは、「日経平均が◯円上がった」と聞いても、何が上がったのかよく分かっていませんでした。

結論から言うと、株価指数はたくさんの会社の株価の動きを、1つの数字にまとめた「市場の体温計」です。そして日経平均・TOPIX・NYダウ・S&P500は、「どの会社を選ぶか」と「どうやって計算するか」がそれぞれ違います。だから同じ日でも、指数によって動き方が変わるのです。

この記事では、日本経済新聞社・日本取引所グループ(JPX)・S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスなど、各指数を作っている会社の公式情報をもとに、それぞれのしくみと違いを初心者向けに整理します。最後に、指数と「インデックス投資」のつながりや、ニュースの数字の読み方まで解説します(2026年9月時点)。

📚️ こんなことが学べる

📌 株価指数とは何か、なぜ「市場の体温計」と呼ばれるのか
📌 「株価平均型」と「時価総額加重型」、2つの計算方法の違い
📌 日経平均とTOPIXの違いと、2つの動きがずれる理由
📌 NYダウ・S&P500・NASDAQ100、アメリカの3つの指数の特徴
📌 指数とインデックス投資のつながりと、ニュースの数字の読み方

指数は「選び方」と「計算のしかた」の2つで決まる。ここさえ押さえれば、毎日のニュースがぐっと読みやすくなるぞい。

※2026年9月現在の情報です。株価指数の構成銘柄や算出ルールは、指数を作っている会社によって見直されることがあります。最新の詳細は各指数の公式サイトでご確認ください。
博士、ニュースで毎日「日経平均が上がった」「下がった」って言ってるけど、何が上がったのか、いまいち分からないにゃ…🐾
最初はみんなそうじゃ。あれは1つの会社の株価ではなく、たくさんの会社の株価をまとめた「平均点」のようなものなんじゃよ。まずは指数とは何か、から見ていくぞい。

株価指数とは?たくさんの株の動きを1つにまとめた「市場の体温計」

株式市場には数千もの会社が上場していて、1日のうちに上がる株もあれば、下がる株もあります。1社ずつ見ていても、「今日の株式市場は全体として元気だったのか、弱かったのか」は分かりません。

そこで、たくさんの会社の株価をルールに沿ってまとめ、1つの数字にしたものが株価指数(インデックス)です。学校のテストで、1人ひとりの点数ではなく「クラスの平均点」を見るとクラス全体の出来が分かるのと同じ考え方です。

株価指数とは?たくさんの会社の株価の動きをルールで計算して1つの数字にまとめた「市場の体温計」

体温計が「体の中で何が起きているか」までは教えてくれないように、株価指数も「どの会社が良かったか」までは教えてくれません。そのかわり、市場全体の調子を、ひと目で比べられるのが最大の強みです。

💡 株価指数の3つの使いみち
  • 1市場の調子を知る:昨日より上がったか下がったか、1年前と比べてどうかを、1つの数字で確認できる
  • 2成績の「ものさし」にする:投資信託の成績が良かったかどうかを、指数と比べて判断する。この比べる相手を「ベンチマーク」と呼ぶ
  • 3指数に連動する商品で、市場まるごとに投資する:指数と同じ動きをめざす投資信託やETFを買えば、1本で数百〜数千社に分散できる(⑪の章でくわしく解説)
指数は「見るため」だけのものではない。3つ目の「指数に連動する商品」こそ、新NISAで人気のインデックス投資の土台なんじゃ。

指数の数字の読み方|「円」と「ポイント」、幅と率

ニュースでは「日経平均は◯円」「TOPIXは◯ポイント」と、指数によって単位が違います。ここで最初につまずきやすいのが、日経平均の「円」は、1株の値段ではないという点です。

日経平均が「◯万円」って聞くと、その値段で1株買えるのかと思ってたにゃ。
そこが勘違いしやすいところじゃ。日経平均の「円」は、225社の株価を調整して合計し、決まった数で割って出した「計算上の値」。どこかで売っている値段ではないんじゃよ。
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指数 表示の単位 スタートの基準
日経平均株価 円 1949年5月16日までさかのぼって算出(公表開始は1950年9月7日)
TOPIX ポイント 1968年1月4日の時価総額=100ポイント
NYダウ ドル 1896年5月26日に算出開始
S&P500 ポイント 1957年3月4日に算出開始

TOPIXのような「ポイント」表示の指数は、基準の日を100として、そこから何倍になったかを表しています。たとえば仮にTOPIXが3,000ポイントなら、1968年1月4日と比べて、市場全体の値打ち(時価総額)がおよそ30倍になったことを表します(新しく上場した会社の分などは、比べられるように調整したうえでの数字です)。

📏 上げ下げは「幅(円・ポイント)」より「率(%)」で見る
指数の水準が高くなるほど、同じ「1,000円高」でも意味が小さくなります。
・指数が2万円のときの1,000円高=5%の上昇
・指数が5万円のときの1,000円高=2%の上昇
ニュースの「◯円高」「◯円安」は幅だけを伝えていることが多いので、何%動いたかを一緒に見ると、過去の動きと正しく比べられます。

計算方法は2種類|「株価平均型」と「時価総額加重型」の違い

指数どうしの違いを知るうえで、いちばん大事なのが計算方法です。大きく分けると、次の2つがあります。

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計算方法 まとめ方 影響が大きい会社 主な指数
株価平均型 株価(1株の値段)を合計して割る 株価が高い会社 日経平均株価・NYダウ
時価総額加重型 時価総額(株価×株数=会社まるごとの値段)の大きさで重みをつける 会社の規模が大きい会社 TOPIX・S&P500・NASDAQ100(NASDAQ100は上限つきの修正型)
株価指数の計算方法は2種類|株価平均型は値段の高い株が主役、時価総額加重型は大きい会社が主役

言葉だけだと分かりにくいので、2社だけの小さな市場で比べてみます。

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  A社 B社
株価 10,000円 500円
発行している株数 100万株 1億株
時価総額(会社の値段) 100億円 500億円

A社は「1株の値段は高いけれど、会社としては小さい」、B社は「1株の値段は安いけれど、会社としては大きい」会社です。この2社の株価が、それぞれ10%上がったときに指数がどう動くかを計算すると、次のようになります。

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どちらが10%上がった? 株価平均型の指数 時価総額加重型の指数
A社(株価が高い・小さい会社) 約9.5%上がる 約1.7%上がる
B社(株価が安い・大きい会社) 約0.5%上がる 約8.3%上がる

※株価平均型は(A社+B社の株価)÷2で計算。A社が1万1,000円になると平均は5,250円→5,750円(約9.5%上昇)、B社が550円になると5,250円→5,275円(約0.5%上昇)。時価総額加重型は2社の時価総額の合計600億円が、A社の上昇で610億円(約1.7%上昇)、B社の上昇で650億円(約8.3%上昇)になります。

同じ「10%上がった」でも、株価平均型では値段の高い株が、時価総額加重型では規模の大きい会社が、指数を大きく動かすことが分かります。これが、日経平均とTOPIXの動きがずれる一番の理由です。

同じ10%でも、指数の動き方がこんなに違うんだにゃ!
そうじゃ。お店でたとえるなら、株価平均型は「値札の高い商品が値上がりすると目立つ」、時価総額加重型は「売り場を広く取っている商品が動くと目立つ」という違いじゃな。

日経平均株価とは?225銘柄・株価平均型のしくみ

日経平均株価(日経225)は、日本経済新聞社が算出している、日本でいちばん有名な株価指数です。日本経済新聞社の公式サイト「日経平均プロフィル」によると、東京証券取引所のプライム市場に上場する銘柄から選んだ225銘柄の株価をもとに計算する「株価平均型」の指数です。

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項目 内容
算出している会社 日本経済新聞社
対象 東証プライム市場の上場銘柄から選ばれた225銘柄
計算方法 株価平均型(株価を調整して合計し、「除数」で割る)
銘柄の入れ替え 年2回(4月初・10月初)
選び方 市場でよく売買されているか(流動性)と、業種のバランス
公表開始 1950年9月7日(1949年5月16日までさかのぼって算出)

225銘柄は固定ではなく、年2回の定期見直しで入れ替わります。定期見直しで入れ替える銘柄は、原則として1回あたり最大3銘柄まで(企業再編などにともなう入れ替えは、この上限に数えません)と決められていて、2026年9月4日の日本経済新聞社の発表では、2026年10月1日の算出から3銘柄が入れ替わりました(JX金属・KOKUSAI ELECTRIC・カプコンが新たに採用)。

計算のときは、各銘柄の株価に「株価換算係数」という数をかけて水準をそろえてから合計し、「除数」という数で割ります。株式分割などで株価が大きく変わっても、指数の数字が急にずれないようにするための調整です。

⚠️ 日経平均は「株価の高い銘柄」の影響を受けやすい
株価平均型なので、1株の値段が高い銘柄(値がさ株)が動くと、日経平均も大きく動きます。一部の銘柄だけで指数が大きく上下することがあるのはこのためです。
そこで日本経済新聞社は、1つの銘柄の比重(ウエート)が一定の水準を超えたら、定期見直しのときに比重を下げる「キャップ」というルールを設けています。日経平均株価の算出要領によると、その水準は導入時(2022年10月)の12%から段階的に下げられ、2024年10月以降は10%です。ただし調整は定期見直しのときに行うので、見直しと見直しのあいだは10%を超えることもあります。
どの銘柄の比重が大きいかは、日経平均プロフィルのウエート一覧で確認できます。
日経平均だけが大きく動いた日は、「日本株が全部上がった」とは限らん。比重の大きい一部の銘柄が動いただけ、ということもあるから気をつけるのじゃ。

TOPIX(東証株価指数)とは?日本の市場全体を映す指数

TOPIX(東証株価指数)は、日本取引所グループ(JPX)のグループ会社であるJPX総研が算出している指数です。JPXの公式ページでは、「日本の株式市場を広範に網羅する」マーケット・ベンチマークと説明されています。

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項目 内容
算出している会社 JPX総研(日本取引所グループ)
計算方法 時価総額加重型(浮動株ベース)
構成銘柄数 1,636銘柄(2026年8月31日時点)
1銘柄の比重の上限 10%
基準 1968年1月4日の時価総額=100ポイント
算出開始 1969年7月1日

225銘柄の日経平均に対して、TOPIXは1,600を超える銘柄をまとめています。さらに、時価総額で重みをつけるので、会社の規模の大きさが、そのまま指数への影響の大きさになります。「日本の株式市場全体がどう動いたか」を見るなら、TOPIXのほうが実態に近いと言われるのはこのためです。

「浮動株ベース」とは、親会社や創業家などがずっと持っていて市場に出てこない株を除き、市場で実際に売り買いされる株の分だけで時価総額を数えるという意味です。

日経平均とTOPIXの違い|日経平均は225銘柄の株価平均型、TOPIXは1,636銘柄の時価総額加重型(銘柄数は2026年8月末時点)
🆕 TOPIXは2026年10月から「定期入れ替え」が始まる
JPX総研は、TOPIXの見直しを段階的に進めています(TOPIXの見直しの概要)。第2段階の見直し(次期TOPIXルール)のポイントは次のとおりです。
・対象をプライム・スタンダード・グロースの全市場に広げ、売買の活発さなどの基準で銘柄を選ぶ
・年1回、10月の最終営業日に定期入れ替え。初回は2026年10月、2回目は2028年10月
・初回の入れ替えで外れる銘柄は、市場への影響をやわらげるため、いきなり外すのではなく四半期ごとに8段階で少しずつ比重を下げる(2027年10月に再評価あり)
TOPIXに連動するETFや年金の運用資産は約110兆円(2024年3月末時点)とされ、それだけ多くのお金が連動していることをふまえた移行のしかたです。
TOPIXって、日経平均よりずっとたくさんの会社が入ってるんだにゃ。
そうじゃ。日経平均が「代表選手225人の平均」なら、TOPIXは「大きな会社ほど声が大きい、全員参加の多数決」のようなものじゃな。

日経平均とTOPIXで動きが違うのはなぜ?

同じ日本の株式市場を映しているのに、「日経平均は上がったのに、TOPIXは下がった」という日があります。理由は、ここまでに見た2つの違いです。

🔍 日経平均とTOPIXの動きがずれる2つの理由
  • 1計算方法が違う:日経平均は株価の高い銘柄の影響が大きく、TOPIXは規模の大きい会社の影響が大きい。同じ会社でも、2つの指数への効き方が違う
  • 2入っている銘柄の数が違う:日経平均は225銘柄、TOPIXは1,600を超える銘柄。日経平均に入っていない会社の動きは、TOPIXにしか表れない
日経平均だけ上がる日がある理由|計算方法が違う・銘柄の数が違う

たとえば、日経平均で比重の大きい一部の銘柄が大きく値上がりした日は、日経平均だけが目立って上がることがあります。反対に、JPXのTOPIXのファクトシートを見ると、TOPIXは電気機器や銀行業といった業種の比重が大きく、大企業の多い業種がそろって動いた日は、TOPIXのほうが大きく動くことがあります。

この2つの強さを比べる目安として、「日経平均÷TOPIX」で計算するNT倍率という数字もあります。NT倍率が上がっていれば「日経平均のほうが強い」、下がっていれば「TOPIXのほうが強い」と読めます。

私がふだんニュースで見ているのも、日経平均です。多くの人にとっていちばん身近な指数だと思いますが、日経平均だけが大きく動いた日は、TOPIXも並べて見ると、「市場全体が動いたのか」「一部の銘柄が動いただけなのか」を見分けやすくなります。

指数が2つあるのは、見ている角度が違うからじゃ。どちらが正しいではなく、両方を見比べると市場の姿が立体的に見えてくるぞい。

NYダウとは?30社・株価平均型のアメリカの老舗指数

アメリカの代表的な3つの株価指数|NYダウ30社・S&P500は500社・NASDAQ100は約100社

ここからはアメリカの指数です。NYダウ(ダウ平均、ダウ工業株30種平均)は、S&P500と同じS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスという会社が算出しています。公式サイトによると、NYダウはアメリカの優良企業30社で構成される株価平均型の指数で、輸送と公共事業を除くすべての業種をカバーしています。

算出が始まったのは1896年5月26日。100年以上の歴史がある、とても古い株価指数です。ニュースで「ダウ平均」と呼ばれるのはこの指数のことです。

たった30社で、アメリカ全体のことが分かるのかにゃ?
いいところに気づいたの。30社はアメリカを代表する大企業じゃが、市場全体を映すには少なすぎるという見方もある。しかも日経平均と同じ株価平均型じゃから、株価の高い会社の影響が大きい。「アメリカ経済の代表選手の動き」と考えるのがちょうどよいぞい。

S&P500とは?アメリカの「王道」500社

S&P500は、同じくS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出する指数です。公式サイトでは、S&P500は「アメリカの大型株をはかる最良の指標」として広く認められ、主要500社で構成されていて、アメリカの株式市場で取引できる時価総額の約80%をカバーしていると説明されています。

計算方法は時価総額加重型なので、規模の大きい会社ほど指数への影響が大きくなります。算出開始は1957年3月4日です。500社は固定ではなく、条件に合わせて随時入れ替えが行われます(2026年9月にも新たに加わる会社が発表されています)。

NYダウが「代表選手30人」なら、S&P500は「アメリカの大企業500社をまるごと」映す指数です。新NISAで人気の「S&P500に連動する投資信託」は、この指数と同じ動きをめざしています。

🇺🇸 S&P500と全世界株式(オルカン)、どちらを選ぶかで迷ったらこちら👇
👉 オルカン vs S&P500|新NISAで選ぶならどっち?徹底比較で迷わない

S&P500は「アメリカ経済の成績表」とも呼ばれる王道の指数じゃ。NYダウより銘柄が多く、時価総額で重みをつけるから、アメリカ市場全体の姿に近いんじゃよ。

NASDAQ100とは?ハイテク企業が中心の100社

NASDAQ100(ナスダック100)は、アメリカのナスダック証券取引所を運営するNasdaq社の指数です。公式サイトによると、ナスダック市場に上場する、金融を除いた大型の約100社を対象にした指数です。計算方法は時価総額加重型の一種ですが、一部の巨大企業の比重が大きくなりすぎないよう上限を設けた「修正時価総額加重型」です。コンピューターのハードウェアやソフトウェア、通信、小売、バイオテクノロジーなど、成長企業が多く集まっているのが特徴です。

なお、ナスダック市場の上場銘柄をまるごと対象にした「ナスダック総合指数」という別の指数もあります。ニュースで「ナスダック」と出てきたときは、どちらの指数の話なのかを確かめましょう。

NASDAQ100に連動するETF「QQQ」については、VTI・VOOとの違いを含めて別の記事でくわしく解説しています。

🚀 NASDAQ100に連動するETF「QQQ」と、VTI・VOOの違いはこちら👇
👉 米国株ETF入門|VTI・VOO・QQQの違いと初心者向けの選び方

ハイテク企業が中心じゃから、勢いのあるときは大きく伸びるが、下がるときも大きく下がりやすい。値動きの大きさも一緒に覚えておくのじゃ。

【比較表】日経平均・TOPIX・NYダウ・S&P500・NASDAQ100の違い

ここまでの5つの指数を、1つの表にまとめます。「国」「銘柄数」「計算方法」の3つを押さえれば、ニュースに出てくる指数の性格がつかめます。

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指数 国 銘柄数 計算方法 算出している会社
日経平均株価 日本 225 株価平均型 日本経済新聞社
TOPIX 日本 1,636(2026年8月末) 時価総額加重型(浮動株ベース) JPX総研
NYダウ アメリカ 30 株価平均型 S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス
S&P500 アメリカ 500 時価総額加重型 S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス
NASDAQ100 アメリカ 約100(金融を除く) 修正時価総額加重型(上限つき) Nasdaq
5つの株価指数を一覧で|日経平均とNYダウは株価平均型、TOPIX・S&P500は時価総額加重型、NASDAQ100は修正時価総額加重型
表にすると、日経平均とNYダウが「株価平均型」の仲間なのがよく分かるにゃ。
その通り!日本もアメリカも「昔からある有名な指数」は株価平均型、「市場全体を映す指数」は時価総額加重型、という組み合わせになっておるんじゃ。

「指数に連動する」とは?インデックス投資とのつながり

株価指数は「計算された数字」なので、指数そのものを買うことはできません。そのかわり、指数と同じ動きをめざして作られた投資信託やETFを買えば、指数に投資するのとほぼ同じ効果が得られます。これが「インデックス投資」です。

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連動する指数 その商品を買うと、実質的に投資しているもの
日経平均株価 日本を代表する225社
TOPIX 日本の株式市場のほぼ全体(1,600を超える銘柄)
S&P500 アメリカの主要500社
NASDAQ100 アメリカのハイテク中心の約100社
MSCI ACWI(オルカンなど) 日本を含む世界の株式

私も投資を始めるときは、商品の名前より先に「どの指数に連動するか」を見て選びました。同じ「インデックスファンド」でも、連動する指数が違えば中身はまったく別物です。たとえば「日本株のファンド」でも、日経平均に連動するものとTOPIXに連動するものでは、入っている会社の数も値動きも変わります。商品を選ぶときは、説明書(目論見書)に書かれている「ベンチマーク」や「連動をめざす指数」を最初に確認するのがおすすめです。

📊 指数に連動して市場まるごとに投資する「インデックス投資」の基本はこちら👇
👉 インデックス投資とは?初心者でも失敗しない長期積立の基本

🏢 指数を作る会社(MSCI・S&P・FTSE)と、ファンドを運用する会社の関係はこちら👇
👉 オルカンは誰が作っている?|MSCI・FTSEとバンガード・ブラックロック・ステート・ストリートをやさしく解説

指数に連動する投資信託は、楽天証券などのネット証券で、少ない金額から積み立てられます。新NISAのつみたて投資枠で選べる商品にも、ここで紹介した指数に連動するものが多くあります。

口座開設は無料。NISA口座も同時に申し込めます。
▶ 楽天証券 公式サイトで口座開設の詳細を見る
※公式サイトに移動します

🧺 投資信託とETF、同じ指数に連動する商品ならどちらを選ぶ?はこちら👇
👉 投資信託とETFの違いを徹底比較|新NISAで買うならどちらがお得?

指数を知っておくと、投資信託を選ぶときにも役に立つんだにゃ!
そうじゃ。ニュースで毎日見ている指数が、そのまま自分の資産の「ものさし」になる。指数を知ることは、投資の地図を手に入れることなんじゃよ。

ニュースの株価指数を読む3つのコツ

最後に、ニュースで株価指数を見るときに役立つ3つのコツを紹介します。

株価ニュースの読み方3つ|どの指数か・何%動いたか・円で見るとどうか
📰 ニュースの株価指数を読む3つのコツ
  • 1どの指数の話かを確かめる:日経平均かTOPIXか、日本かアメリカか。とくに日経平均だけが大きく動いた日は、TOPIXも並べて見ると「市場全体の動きかどうか」が分かる
  • 2アメリカの指数は「円で見るとどうか」も考える:S&P500はドルで計算される。S&P500が上がっても、同じ時期に円高が進めば、円で見た投資信託の値上がりは小さくなる(反対に円安なら大きくなる)
  • 31日の上げ下げに振り回されない:指数は毎日上下するもの。長く積み立てるなら、1日の「◯円安」より、数年単位の流れで見ることが大切

💱 円高・円安で、アメリカの指数に連動する投資信託がどう動くかはこちら👇
👉 円安・円高とは?為替のしくみと投資への影響をやさしく解説

📉 ニュースで「急落」を見て不安になったときはこちら👇
👉 投資で暴落が来たらどうする?狼狽売りしないための歴史と心構え

「どの指数か」「何%か」「円で見るとどうか」。この3つを確かめる習慣がつけば、ニュースに振り回されずに、自分のペースで投資を続けられるぞい。

よくある質問Q&A

Q. 株価指数そのものを買うことはできますか? A. 指数は計算された数字なので、直接買うことはできません。指数と同じ動きをめざす投資信託やETF(インデックスファンド)を買うことで、指数に投資するのとほぼ同じ効果が得られます。

Q. 日経平均が上がれば、自分の投資信託も上がりますか? A. 持っている投資信託が「どの指数に連動しているか」によります。日経平均に連動する投資信託なら同じように動きますが、S&P500や全世界株式に連動する投資信託は、アメリカや世界の株価と為替の動きで決まるので、日経平均とは別の動きをします。

Q. オルカンはどの指数に連動していますか? A. 「オルカン」の愛称で知られる投資信託は、MSCIという会社が算出する「MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)」に連動をめざしています。日本を含む世界の株式が対象です。くわしくはオルカンは誰が作っている?の記事で解説しています。

Q. 初心者は、日経平均とTOPIXのどちらを見ればいいですか? A. ニュースで話題になりやすいのは日経平均なので、まずは日経平均で十分です。そのうえで、日経平均だけが大きく動いた日や、「日本株全体の調子」を知りたいときは、TOPIXも並べて見ると市場の姿がよりはっきりします。

Q. 指数に入っている会社は、ずっと同じですか? A. いいえ。どの指数も、ルールに沿って銘柄の入れ替えが行われます。日経平均は年2回(4月初・10月初)、TOPIXは2026年10月から年1回(10月の最終営業日)の定期入れ替えが始まります。S&P500なども、条件に合わせて随時入れ替えられます。

Q. 「日経平均が最高値を更新」は、日本株がいちばん高いという意味ですか? A. 「日経平均という指数の数字が、これまでで最も高くなった」という意味です。日経平均は株価の高い一部の銘柄の影響を受けやすいので、TOPIXや個別の会社の株価が同じように最高値になっているとは限りません。

指数は毎日のニュースで目にするからこそ、正しく読めると心強い味方になる。分からない数字が出てきたら、またこの記事に戻ってくるとよいぞい。
ー この記事のまとめ ー
  • 株価指数は、たくさんの株の動きを1つにまとめた「市場の体温計」
  • 計算方法は株価平均型(日経平均・NYダウ)と時価総額加重型(TOPIX・S&P500。NASDAQ100は上限つきの修正型)の2種類
  • 日経平均は225銘柄で株価の高い銘柄の影響が大きい。TOPIXは1,600を超える銘柄で市場全体に近い
  • アメリカは、代表30社のNYダウ、主要500社のS&P500、ハイテク中心のNASDAQ100
  • 指数は直接買えない。指数に連動する投資信託・ETFで、市場まるごとに投資できる
  • ニュースは「どの指数か」「何%か」「円で見るとどうか」の3つで読む

🎓 コガネ博士の総評

コガネ博士の総評🦉

毎日のニュースで流れる「日経平均◯円高」。聞き流していた数字も、「どの会社を選んで、どう計算しているか」が分かると、急に意味を持ちはじめる。日経平均は株価の高い代表選手の平均、TOPIXは市場全体の多数決、S&P500はアメリカの大企業500社まるごと——同じ「株価指数」でも、見ている景色はそれぞれ違うんじゃ。

そして指数は、見るだけのものではない。指数に連動する投資信託を選べば、その景色をまるごと自分の資産にできる。商品を選ぶときは名前より先に「どの指数に連動するか」を確かめる。それだけで、投資の迷いはぐっと減るはずじゃ。

数字の意味が分かれば、ニュースはもう怖くない。今日からは「何%動いたか」を気にしながら、指数と上手につきあっていくのじゃぞ🦉