松井証券・マネックス証券・auカブコム証券を比較|楽天・SBI以外の第三の選択肢

「ネット証券といえば楽天証券かSBI証券」——そう言われるほど、この2社は定番です。
でも、「楽天・SBI以外にも選択肢はないの?」「松井証券・マネックス証券・auカブコム証券って実際どうなの?」と気になっている方も多いはずです。
この記事では、楽天・SBI以外の”第三の選択肢”として人気の3社を徹底比較します。先に結論をお伝えすると、初心者の方にはやはり楽天証券・SBI証券をおすすめします。そのうえで、3社それぞれにどんな強みがあり、どんな人なら選ぶ価値があるのかを、分かりやすく解説します。
📌 投資初心者の鉄板が楽天証券・SBI証券である理由
📌 松井・マネックス・auカブコム(三菱UFJ eスマート証券)の特徴と違い
📌 3社それぞれがどんな人に向いているか
📌 「第三の選択肢」をサブ口座として活かす考え方
まず結論|初心者には楽天証券・SBI証券がおすすめ
最初にハッキリお伝えします。これから投資を始める初心者の方には、楽天証券またはSBI証券をおすすめします。理由はシンプルで、この2社は以下の点で他社を圧倒しているからです。
- 口座数が圧倒的:2社とも1,000万口座超。利用者が多い=情報・解説記事が豊富で困ったとき調べやすい
- 投資信託の本数が業界最多クラス:オルカン・S&P500など人気ファンドはもちろん網羅
- ポイント経済圏との相性:楽天ポイント/Vポイントが貯まり・使える
- アプリ・ツールが使いやすい:初心者でも迷いにくい画面設計
- 新NISAの主要取引が手数料無料
つまり「迷ったら楽天証券かSBI証券を選べば失敗しにくい」のです。両社の違いは楽天証券とSBI証券を徹底比較した記事で詳しく解説しているので、まだ口座を持っていない方はそちらも参考にしてください。
そのうえで——「すでに楽天かSBIの口座は持っている」「特定の強みが自分に刺さる」という方にとって、松井・マネックス・auカブコムは2社目以降の有力な選択肢になります。ここから3社を詳しく見ていきましょう。
証券会社選びでチェックすべき5つのポイント
3社を比較する前に、「そもそも証券会社は何を基準に選べばいいのか」を整理しておきましょう。新NISA時代の証券会社選びでは、次の5点をチェックすれば大きく外しません。
- ① 投資信託の品揃え:オルカン・S&P500など人気ファンドを扱っているか。本数が多いほど選択肢が広い
- ② 手数料:新NISAの売買手数料は主要ネット証券ならほぼ無料。横並びなら他の項目で選ぶ
- ③ ポイント:クレカ積立の還元率+投信保有でのポイント還元。普段使うポイント経済圏との相性も大事
- ④ アプリ・ツールの使いやすさ:画面の見やすさ・分かりやすい操作性などは想像以上に重要
- ⑤ サポート体制:困ったときに電話・チャットで相談できるか。初心者ほど軽視できない
新NISAの手数料はどのネット証券もほぼ無料なので、実際の差は「②以外の4項目」で決まります。この記事で紹介する3社も、まさにポイント・サポート・得意分野で個性が分かれています。
松井証券・マネックス証券・auカブコム証券 比較早見表
まずは3社の特徴をひと目で比較できる早見表です。なお、auカブコム証券は2024年に「三菱UFJ eスマート証券」へ社名変更しています(本記事では分かりやすさのため「auカブコム証券(三菱UFJ eスマート証券)」と表記します)。
| 項目 | 松井証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 |
|---|---|---|---|
| 運営グループ | 独立系(100年超の老舗) | ドコモグループ | 三菱UFJ・auグループ |
| 新NISA手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 貯まるポイント | 松井証券ポイント | dポイント | Pontaポイント |
| クレカ積立還元率 | 最大1.0%(JCBカード) | 最大3.1%(dカード) | 最大1.0%(au PAYカード) |
| 特に強い分野 | 電話サポート・投信残高還元 | 米国株・IPO・分析ツール | 単元未満株・auユーザー優遇 |

松井証券の特徴|サポートの手厚さが圧倒的
松井証券は1918年創業、100年以上の歴史を持つ老舗証券会社です。日本で最初に本格的なネット取引を始めた会社のひとつでもあり、「老舗の安心感」と「サポートの手厚さ」が最大の魅力です。
- 電話サポートが業界トップクラス:問い合わせ窓口格付け(証券業界)で最高評価「三つ星」を15年連続獲得。パソコン・スマホの使い方まで無料で相談できる
- 投信残高ポイントサービス:投資信託を保有しているだけで最大年1%のポイント還元(毎月のエントリーが必要)
- 新NISAの日本株・米国株・投資信託が売買手数料無料
- 25歳以下は日本株の取引手数料が無料。若年層の資産形成を後押し
- つみたて投資枠の投資信託は月100円から
- クレカ積立はJCBカードが対象。カードの月間ショッピング利用額が一定未満だと還元率が下がる条件がある
- 米国株の取扱銘柄数は楽天・SBI・マネックスに比べるとやや少なめ
松井証券が向いている人:投資が初めてで「電話で相談しながら進めたい」方、シニア世代、25歳以下の若年層。とにかくサポートの安心感を重視する人に向いています。
マネックス証券の特徴|米国株とdポイントに強い
マネックス証券はNTTドコモグループのネット証券で、米国株の強さとdポイント連携が二大特徴です。ドコモユーザーなら特に相性が良い証券会社です。
- 米国株に圧倒的に強い:取扱銘柄は5,000以上、買付時の為替手数料が無料、対象の米国ETFは買付手数料が実質無料
- dカード積立で最大3.1%還元:3社の中でクレカ積立の還元率が頭ひとつ抜けている(カード種類・条件により変動)
- dポイント・マネックスポイントで投信積立が可能(2026年3月開始。期間・用途限定のdポイントも使える)
- 銘柄分析ツールが充実しており、IPO(新規公開株)にも強い
- 新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の両方に対応

マネックス証券が向いている人:将来的に米国株(アップル・エヌビディアなど個別株)に投資したい人、ドコモユーザーでdポイントを貯めている人、クレカ積立の還元率を最重視する人。dポイントを使ったポイント投資はポイント投資の記事でも解説しています。
auカブコム証券(三菱UFJ eスマート証券)の特徴|単元未満株とauユーザー優遇
auカブコム証券は三菱UFJフィナンシャル・グループとau(KDDI)が関わるネット証券で、2024年に「三菱UFJ eスマート証券」へ社名変更しました。1株から買える単元未満株とPontaポイント連携が特徴です。
- 単元未満株「プチ株」:通常100株単位の株式を1株から購入可能。少額で有名企業の株主になれる
- au PAYカード積立でPontaポイント還元:年会費無料カードで0.5%、ゴールドカードで1.0%
- Pontaポイントで投信・単元未満株が買える(1ポイント=1円)
- 新NISAは手数料無料。成長投資枠なら単元未満株(プチ株)も手数料無料
- 2026年5月の手数料改定で、SOR注文を選ぶと国内株式の取引手数料が無料に
- 社名変更(auカブコム証券→三菱UFJ eスマート証券)で、検索時に情報が新旧入り混じっている。公式サイトで最新情報を確認すること
- 投資信託の取扱本数は楽天・SBIに比べると少なめ(約250本)
auカブコム証券が向いている人:1株単位の少額から株式投資を試したい人、auユーザー・Pontaポイントを貯めている人。単元未満株は証券会社選びでも重視されるポイントのひとつです。
3社の使い分け|こんな人にはこの証券会社
ここまでの内容を、タイプ別に整理します。「自分はどれが合うか」の参考にしてください。

それでも初心者には楽天証券・SBI証券をおすすめする理由
3社の強みを見てきましたが、「これから投資を始める1社目」としてはやはり楽天証券・SBI証券をおすすめします。理由を改めて整理します。
- 情報量が桁違い:利用者が多いため、操作方法やトラブル解決の解説記事・動画が圧倒的に多い。初心者がつまずいても自力で調べやすい
- 投資信託の品揃えが最多クラス:人気のオルカン・S&P500はもちろん、選択肢に困らない
- ポイント経済圏が強力:楽天ポイント・Vポイントは普段の生活で貯めやすく、ポイント投資にも回せる
- 1社で完結できる:松井・マネックス・auカブコムは「特定の強み」が魅力だが、楽天・SBIは”全部そこそこ以上”でバランスが良い
松井証券・マネックス証券・auカブコム証券は、「2社目以降のサブ口座」や「特定の強みが刺さる人向け」という位置づけが現実的です。たとえば「メインはSBI証券、米国株だけマネックス証券」「メインは楽天証券、サポート相談用に松井証券」といった使い分けですね。
まずは楽天証券かSBI証券で投資をスタートし、慣れてきて「米国株をもっと深くやりたい」「1株投資を試したい」と感じたら、第三の選択肢を検討する——この順番が初心者には安心です。
松井・マネックス・auカブコム証券に関するよくある質問Q&A
Q. 証券口座は複数持ってもいい? A. 複数持ってOKです。NISA口座は1人1社しか作れませんが、課税口座(特定口座)は何社でも開設できます。「メインは楽天かSBI、サブで第三の選択肢」という持ち方は実際によくあります。ただし管理が煩雑になるため、メインは1社に絞るのがおすすめです。
Q. auカブコム証券と三菱UFJ eスマート証券は別の会社? A. 同じ会社です。2024年にauカブコム証券が「三菱UFJ eスマート証券」へ社名変更しました。検索すると新旧の名前が混在していますが、サービスは継続しています。最新情報は公式サイトでご確認ください。
Q. クレカ積立の還元率が高いマネックス証券が一番お得? A. クレカ積立の還元率だけ見ればマネックス証券(最大3.1%)が有利です。ただし還元率はカード種類・利用条件で変わり、還元率の高さだけで証券会社を選ぶのは早計です。投信の品揃え・使いやすさ・サポートなど総合的に判断しましょう。
Q. 結局、初心者は何を基準に選べばいい? A. ①投信の品揃え ②アプリの使いやすさ ③普段使うポイント経済圏の3点で選べば失敗しにくいです。この3点を高水準で満たすのが楽天証券・SBI証券。だから初心者にはこの2社をおすすめしています。
Q. 新NISAの口座を後から別の証券会社に移せる? A. 年単位で移せます。NISA口座は1年に1度、金融機関を変更できます。ただし手続きに手間がかかるため、最初の口座選びは慎重に。迷ったら楽天証券・SBI証券を選んでおけば、後悔する可能性は低いです。
Q. 松井・マネックス・auカブコム証券は安全?倒産したらお金はどうなる? A. 3社とも金融商品取引業者として登録された正規の証券会社で、いずれも歴史と実績があります。証券会社は法律で「顧客の資産(現金・株式・投資信託)を会社の資産と分けて管理する(分別管理)」ことが義務づけられており、万一証券会社が破綻しても顧客の資産は守られます。さらに「投資者保護基金」による補償の仕組みもあるため、過度に倒産リスクを心配する必要はありません。
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まとめ|第三の選択肢は”強みで選ぶサブ口座”
松井証券・マネックス証券・auカブコム証券は、それぞれにはっきりした強みを持つ優れた証券会社です。ただし「これから投資を始める1社目」としては、情報量・品揃え・使いやすさで勝る楽天証券・SBI証券がおすすめ——これが本記事の結論です。
大切なのは「どこが一番か」を探し続けることではなく、早く始めて長く続けること。証券会社選びで何ヶ月も悩むより、楽天証券かSBI証券でサッと口座を開いて、月数千円の積立からスタートするほうが、結果的に資産は増えていきます。第三の選択肢は、投資に慣れて「やりたいこと」が見えてきてから検討すれば十分です。
- 初心者の1社目は楽天証券・SBI証券がおすすめ
- 松井証券=サポートの手厚さ・25歳以下無料・投信残高ポイント
- マネックス証券=米国株・dポイント・クレカ積立最大3.1%
- auカブコム証券(三菱UFJ eスマート証券)=単元未満株・Pontaポイント
- 3社は「2社目以降のサブ口座」として強みで選ぶのが現実的
- 各社のサービス内容は変わるので公式サイトで最新情報を確認
・松井証券 公式サイト
・マネックス証券 公式サイト
・auカブコム証券(三菱UFJ eスマート証券)公式サイト
証券会社選びで大事なのは「人気だから」ではなく「自分に合っているか」じゃ。
とはいえ、投資の第一歩でいきなり迷子になるのはもったいない。だからこそ初心者にはまず楽天証券かSBI証券——情報も商品も豊富で、つまずいても立て直しやすいからのう。
松井・マネックス・auカブコムは、どれも”とがった強み”を持つ良い証券会社じゃ。「米国株を極めたい」「1株から試したい」「電話で相談したい」——そんな明確な目的ができたとき、サブ口座として加えればよい。
まずは1社で投資を始めて、慣れてきたら世界を広げる。あせらず一歩ずつ進むのが、資産形成の王道じゃよ。






